よく大豆は体に良いと言われますが、実はそのままだと消化にあまりよくなく、栄養の吸収は悪いです。しかし豆乳は大豆から消化の悪い繊維質を取り除いたものなので、大豆の栄養分を効率よく吸収してくれます。そんな豆乳ですが、ダイエットにも効果的とのこと。知っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、豆乳ダイエットの効果とその効果を高める方法について詳しく調べてみました。
豆乳とは?
大豆をゆでてすり潰し、それを絞ってでてきた液体が「豆乳」です。
この豆乳ににがりと呼ばれるのもを入れると豆腐ができます。
また、大豆を絞ってのこった部分はオカラになります。
豆乳の特徴
- 高タンパク
- 低コレステロール
- ビタミン、ミネラルが豊富
- 液体で、栄養が効率よく吸収される
といった特徴があります。
特に豆乳には良質なタンパク質や脂質が多く含まれています。
ここで、脂肪が多く含まれているのに、ダイエットに本当に効果があるの?
と疑問に思われた方もいると思います。
しかし、大豆に含まれる脂肪はコレステロールをあまり含まない不飽和脂肪酸というものが大部分を占め、そのうちリノール酸という善玉コレステロールを増やす脂肪酸が多く含まれています。また、不飽和脂肪酸からなるレシチンは脂肪代謝機能があるため、肝臓中の脂肪分を減らす働きをしてくれます。このため、大豆を食べても肥る原因にはなりません。
豆乳の種類
- 調整豆乳
- 成分無調整豆乳
- 豆乳飲料
の3つがあります。
調整豆乳は豆乳に、砂糖やほかの栄養素を添加して飲みやすくしたものです。
無調整豆乳は無添加で、大豆から絞った汁をそのまま熱処理してパックしたものです。
豆乳飲料とは調整豆乳にコーヒーやフルーツなどで味付けを加えものです。これは、飲むのに抵抗感は無いですが、大豆の使用量が少なくなっています。
豆乳がダイエットに良いと言われる理由
では豆乳はなぜダイエットに良いのでしょうか?
それは
- 大豆ペプチド
- 大豆サポニン
のダブル効果があるからです。
特にダイエット効果があるのは大豆に含まれているペプチドです。このペプチドには体内の脂肪を効率よく燃焼させる働きがあります。ペプチドは腸を刺激して、血流を上昇させ、基礎代謝を促進してくれるのです。
また、大豆にはサポニンという物質が含まれ、これが脂肪消化酵素に働きかけて、脂肪の分解や腸からの脂肪吸収を減らしてくれます。
この2つの成分が大豆がダイエットに効果的と言われる理由です。
豆乳でダイエットの効率を上げる方法
- 朝食に豆乳を取り入れる
- さらに食前に摂取する
朝食にとりいれることで、腸の働きが良くなり、さらに、大豆サポニンが満腹中枢を刺激してくれるので効果的です。また、バナナと一緒にとりいれることで、腸内環境を整えてくれ、栄養の吸収も効率よく行えるので、豆乳にバナナもおススメです。
バナナについてはこちらから
⇒バナナの豆知識
しかし、豆乳を飲み過ぎて大豆イソフラボンを取りすぎることだけは注意が必要です。このイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするため、摂取しすぎると特に女性はホルモンバランスに良くありません。
量は1日に200mlが目安(無調整豆乳の場合)となります。
朝食に一回でとるか、量を分けて食事の前にとるようにしましょう。
豆乳の料理
朝食に飲みやすい豆乳ドリンクがあったので、紹介します。
豆乳は加熱してもその成分は変わらないので、温めてのんでも問題ありません。
なので、食事の中で取り入れるには豆乳鍋も良いと思います。
ちょっとした食事の改善でもダイエットに効果がでてきます。豆乳は成分無調整だと独特な味でニガテな方もいるかと思います。いろいろとアレンジしてみで、飲みやすく、食事の中に取り入れやすいものを探してみてください。
参考になればと思います。