地図(アメリカ)_mini (1)チリで巨大な地震が発生しました。チリの地震は過去何度も起こっており、最近でも聞き覚えのある地震だったのですが、とてもびっくりしました。しかも震源は日本の近くではないのにもかかわらず、津波が日本まで到達するとのこと。その規模はM8.2で、かなり大きな地震です。そんな大地震にも関わらず、今回の地震では死者はかなり少なくその被害は最小限に食い止められています。

そこでチリ地震の特徴やチリで行われている地震対策について調べてみました。

 

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チリの場所

 

チリは南アメリカの最南端に位置する縦にとても長い国です。近くには、アルゼンチン、ボリビア、ペルーなどがあります。

チリ場所と距離

チリと日本の距離

17000km(約地球半周分)
位置的には地球の真裏に位置します。
地図を見ても一目瞭然ですが、かなり日本とは離れていることがわかります。

 

 

チリの地形の特徴

 

アタカマ海溝と呼ばれる東太平洋のペルーとチリの沖合い約160kmにある海溝で、北部では中央アメリカ海溝に連なっています。

チリ地形とプレート

 

写真でもわかると思いますが、ナスカプレートと南アメリカプレートがぶつかり合いこの海溝が形成されています。チリは日本と同じように近くに海溝が存在するため、地震が多く発生しているのです。

 

地震発生の仕組みはこちらから
地震発生の仕組みと、日本に地震が多い理由

 

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チリ近辺で発生したこれまでの地震

 

チリ地震歴史
出展:Wikipedia

特徴

  • 数十年おきにM8以上の巨大地震が発生している
  • M9 以上の巨大地震は約300年間隔で発生している

といった特徴があります。

 

特に1960年の大地震はM9.5で、史上最大規模です。
かなりの頻度で巨大地震が発生していることがわかります。これは日本と比べてもかなり多い地震の数です。

 

チリの地震対策

 

これだけ大きな地震が頻繁に起こっているチリではどのような対策がなされているのでしょうか。チリにおける地震対策としては、

  • 多数の犠牲者を出した過去の地震や津波を教訓に
  • 建築基準の徹底

沿岸地域の住民に対する津波の危険性の周知活動・避難訓練の強化といったものが挙げられます。

 

ニュースなどでも出てきていますが、チリではこのような地震に対する対策が徹底されているように思います。

 

最後に

 

日本も近くに海溝があり、地震大国として有名です。東日本大震災では大きな被害がでました。復興もまだまだ進んでいない状態です。

 

私もボランティアに参加しましたが、その光景には目を奪われるものがありました。これから、日本には南海トラフ沖地震という巨大な地震も発生するのではないかと懸念されています。南海トラフは、四国沖にある海溝で、過去に巨大な地震を発生しています。そして、その被害規模は東日本大震災を超えるほどとも予想されています。

 

南海トラフ地震についてはここから
南海トラフ地震の被害規模と原発の影響について

 

地震による建物の崩壊による被害も怖いですが、津波の被害も甚大なものです。
チリ地震や、東日本大震災の教訓を生かして、これからの地震、津波対策が日本でも強化されていくことを願っています。また、私たち自身もこれまで以上に、地震や津波に対する知識を身に着け、日頃からできる対策をしっかりと考えていく必要があると思いました。

 

ふだん何げなく生活していて、あまり地震が身近でない人もいると思います。しかし、現実にこのような巨大な地震が発生し、多くの被害が出ています。一人ひとりにできることは小さいかもしれませんが、その意識が1人でもおおくの命を助けることになるかもしれません。

 

地震について、しっかりとした知識をみにつけていきたいでね。

 

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