バナナは栄養があり、吸収の良い食べ物というイメージがあります。
そんなバナナにはシュガースポットと言われるものがあります。
みなさん知っていますか?
画像の出展先:christianhood.deviantart.com
知ってる?バナナの豆知識
バナナはバショウ科の果物です。
出展:wikipedia
和名:「実芭蕉(みばしょう)」or「甘蕉(かんしょう)」
- 果実は空に向かって成長する
- 栄養が豊富である
- 1年を通じて食べられる
といった特徴があります。
日本で売られているバナナは、病害虫の発生を予防するため青いうちに収穫され、日本に輸入してから、エチレン(植物のホルモン)ガスがかけられ、温度や湿度を調節して黄色くされます。
〇バナナの分布
バナナは温暖、湿潤な気候のもとで成長します。
特に北緯30度から南緯30度までの一帯はバナナベルト地帯と呼ばれ、多くの品種が栽培されています。
〇バナナの種類
世界中で栽培され、野生のものも含めると300種類以上存在する。
その中で、大きく分けて生食用と調理用の2種類があります。
〇品種とその特徴
- フィリピンバナナ・・・大型で甘みが強く、さっぱりとした味
- 台湾バナナ・・・フィリピンバナナに比べ高価。味は濃厚で、口当たりがまろやか
- モラードバナナ・・・赤みがかった皮を持ち、甘みや香りが強い
- モンキーバナナ・・・一般的なバナナの半分くらいの大きさ
- 島バナナ・・・琉球、奄美地方でとれる
- 調理用バナナ・・・東南アジアや南米で、主食として食べられている
ではバナナのシュガースポットとはいったい何でしょう?
ズバリ
バナナが成熟すると皮に現れてくる茶色い斑点のこと。
これがでてくると、糖度が増して甘くなっていることが分かるので、
シュガー(甘い)スポット(目印)の名前がついたといわれています。
シュガースポット増加のバナナ(茶色いバナナ)の効果
◎免疫力アップ
茶色い斑点(シュガースポット)の増えたバナナを食べると、
特に免疫効果が高くなると言われています。
シュガースポットのあるバナナとないバナナとでは、
免疫増強効果がなんと8倍も違うそうです!
〇なぜ免疫が高まるのか?
免疫の要となるのが血液中に存在する白血球です。
シュガースポットのあるバナナはTNF(腫瘍壊死因子)という物質を増やすことがわかっっています。TNFとは、免疫細胞のマクロファージ(白血球の一種)が分泌する物質で、これが活性化すると免疫力を高めると考えられています。
このため、シュガースポットのあるバナナを食べると免疫力が高まるのです。
熟して茶色くなったバナナにこんな効果があったとは驚きです!
ちなみに他の状態のバナナでは?
〇未熟な状態のバナナ(青いバナナ)
特徴
- 難消化性デンプンが豊富
このデンプンは消化酵素に分解されにくいため、小腸で吸収されず、大腸に届いて乳酸菌などの善玉菌の餌になります。また、食物繊維としての性質も示します。
☆食べるときのポイント
ヨーグルトやはちみつなど一緒に食べる
↓
便秘解消や腸内環境の改善に効果的
〇食べ頃バナナ(黄色いバナナ)
特徴
- 血流の改善
食べ頃のバナナはカリウム・マグネシウムが豊富で、血液中の余分なナトリウムを排出し、血液をサラサラにします。
シュガースポットができる様子
この動画はバナナのシュガースポットができる様子を撮影したものです。このようにバナナは時間がたつにつれて、茶色くなっていきます。
バナナの総合的な効果
バナナに含まれている豊富な栄養は、様々な病気を予防し、身体を健康に保つ効果があります!
〇腸内を健康に保つ
バナナにはオリゴ糖が含まれており、腸内環境を正常化する働きがあります。
また、便秘だけでなく下痢の改善にも効果的です。
〇エネルギー源として良い
糖質はエネルギー源となります。バナナにはいろいろな糖類が含まれているため、それが時間差で吸収され、長時間持続してエネルギーを得られます。
〇生活習慣病の予防に役立つ
・高血圧や脳梗塞、動脈硬化の予防
バナナに豊富に含まれるカリウムには、体内の余分なミネラルを排出し、血圧を調整する。
・糖尿病の予防
血液中の糖分を細胞内に取り込み、血糖値を下げる働きがあると言われている。
・抗酸化物質の一種であるポリフェノールが多く含まれている
このポリフェノールはガンや老化に関与する活性酸素を取り除く効果があると言われている。
といった効果があります。
最後に
このようにバナナは健康にとって、さまざまな効果がある果物です。特にシュガースポットを持つバナナには免疫力アップの効果があると言われているので、日頃の食事の中や、ちょっと小腹がすいた時などに食べてみてはいかがでしょうか?
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