出展:plaza.rakuten.co.jp
今注目の新ポスティング制度。
MLB(メジャー)とNPB(日本プロ野球)の間で、いろいろと変更など
あり、田中投手のメジャー移籍がどうなるのかその去就が注目されています。
その抜け道である「パッケージ移籍」とは。
いったいどのような結果になるのでしょうか??
ポスティング制度とは
簡単にいうと、
日本プロ野球(NPB)からメジャーリーグ(MLB)に
移籍するための制度のことです。
日本で海外移籍する方法
- FA権の取得
- ポスティング制度による移籍
このどちらかになります。
<FA権>
日本プロ野球の1軍で9年間プレーしないと得られません。
しかし、FAを執行すると、海外に自由に移籍することができ、
チームを選択することができます。
<ポスティング制度>
入札額が一番高い球団が独占的に選手契約
をすることができますが、選手は移籍チームを
選ぶことができないというデメリットがあります。
FA権を取得するまでに時間がかかるため、
早く海外移籍したい選手は、
ポスティング制度を使用しなければ海外移籍できません。
しかし、ポスティング制度は2012年に一時廃止されてしまいました。
新ポスティング制度
新ポスティング制度では入札のかわりに、
- 上限2000万ドル(20億6000万)の譲渡金の設定
- 選手が多くの球団と交渉できること
の2つの点が変更になりました。
選手にとってはメリットが大きいですが、
その選手の所属球団は上限が設定されたことにより
それ以上の価値のある選手の放出というデメリットが生じます。
<ポスティング制度変更の流れ>
- 1998年にポスティング制度創設
- 2012年に一時廃止
- 2013年の12月に新制度(新ポスティング制度)設立
<ポスティング制度によって海外移籍した選手たち>
(出展:ウィキペデイア)
表を見ると、これまでにこの入札額を超えた選手は3名で、
ダルビッシュ投手、松坂投手、井川投手が20億以上の入札額になっています。
新ポスティング制度の抜け道「パッケージ移籍」とは
球団のメリットがかなり小さくなったため、
球団側ははたして田中投手をこの新ポスティング制度で手放すのでしょうか?
田中投手のメジャー移籍の鍵となるのがやはり球団に入ってくる「お金」です。
これを解決する策として、パッケージ移籍というのが挙げられています。
これはメジャー球団がラテンアメリカ地域の選手と契約する際に用いる手法で、
同じ球団に対して、2人の選手を同時に契約するというものです。
つまり、
- 田中投手と楽天のもう一人の選手を同じ代理人を通じて契約
- そのもう一人がポスティングの対象となる
- 年俸を田中投手(100億)もう一人の選手(1億)で契約する
このことにより、
結果的に球団には上限額の20億円以上のお金が入ることになります。
(livedoor.news参照)
これはあくまで案として挙げられたものですが、
だいたい移籍の行方は決まっているのではないかと思います。
どんな形であれ、田中投手にとってメジャーの舞台で活躍する夢
を実現してほしいし、私はそれを見てみたいです。